目次と要約(その1)
弦楽器の音程を正しく取るためにはその音律と音響物理を理解しておく必要があると思います。特に大人はまず理論を理解し実践に入った方が上達が早いと思います。
このカテゴリーは2006年からYahooブログで書き始めましたが、FC2ブログへの移行に伴い、読者の利便性を図るため、過去記事の目次と要約を作ることにしました。
ヴァイオリンの倍音って何?https://jackviolin1945.blog.fc2.com/blog-entry-15.htmlヴァイオリンの音をFFTスペクトルアナライザー(
G-tune)で第11倍音まで表示させました。G-tuneは高価な機器を必要としないPC向けソフトで、倍音を手軽に「見える化」できるツールです。(G-tuneは現在はサポート終了し入手困難かも知れません)。倍音は楽器、弦の種類、弓、弾き方などによって変わってきます。これら倍音の含み具合で音色が決まります。
調弦きちっとできますかぁー? その1、その2https://jackviolin1945.blog.fc2.com/blog-entry-16.htmlhttps://jackviolin1945.blog.fc2.com/blog-entry-17.html初級者向けにヴァイオリンの調弦の仕方について2回に分けて記載しました。
・基準音の音源A(調子笛、音叉、ピアノ、電子チューナーなど)とA線を同時に鳴らし、うなり(beat 音のうねり)を聴きます。うねりが無くなるまでアジャスターで調節します
・A線とD線、A線とE線、D線とG線は2弦同時に鳴らしてハモるように合わせます。ハモりは差音と倍音を耳で判断します。
・差音(difference tone)はふたつの音を同時に鳴らしたときに聞こえる別の音で結合音(combination tone)とも言います。ふたつの音の周波数の差の音が聞こえることから差音と呼ばれます。例えば完全5度の関係にあるAとEを同時に鳴らしますと1オクターブ下の差音Aが聞かれるのです。
・調弦は耳を傾けて倍音の響きを聴くようにするとやりやすいです
・Missing fundamental(失われた基音)についても触れました。脳がその倍音列から脳内プロセスとしてその基音が聞こえるように錯覚するというのが音響心理学で言うMissing fundamental現象です。
差音の正体掴んだりぃ。純正 長3度の和音弾けますか?https://jackviolin1945.blog.fc2.com/blog-entry-19.htmlG-tuneを使って純正長三度(D-Fis)の差音(結合音)を「見える化」した実例を記載しています。2006年当時、差音を「見える化」してインターネットで公開した最初の事例と思います。差音周波数の独自計算方法を含みます。
レオポルドの増4度、その1、その2https://jackviolin1945.blog.fc2.com/blog-entry-21.htmlhttps://jackviolin1945.blog.fc2.com/blog-entry-25.htmlレオポルド・モーツァルトの著したヴァイオリンの教科書では、重音の正しい音程を取るために差音を聴くように教えており、重音を弾きながらその差音を確認できるよう、楽譜上に差音の音程を示しています。本稿では、G-tuneで元の音と差音を同時に表示させ、レオポルドの示した差音が正しいことを実証しています。レオポルドは増4度C/Fisの差音はA(下の音の短10度下)、増4度G/Fisの差音もA(下の音の短7度下)と書いており、一貫性・法則性が見えません。しかし、実際は倍音間の差音、差音間の差音、など複数の差音の可能性があり、楽器の倍音の出方によって聞こえる差音が異なることが予想されます。簡単な計算により、レオポルドの提唱した増4度音程が周波数比7:10とした場合にこれらの差音を矛盾無く説明できることを示しました。
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